工事用ヘルメットの着用義務

工事用ヘルメットの着用概要

分かりやすくザックリと要約すると「工事現場などの頭上から飛来落下物の落ちてくる可能性がある場所ではヘルメットをかぶって下さい。そして、高い場所(落差がある場所)では墜落時保護用のライナーが入っているヘルメットを着用しましょう。」と言う事です。詳しくは下記に関連する法令等を抜粋しておりますので参照ください。

ヘルメットの着用規定は労働安全衛生規則等で下記の通り定められています。労働安全衛生法では、ヘルメット着帽に関する義務・規則を事業者と労働者の双方に定めております。※飛来落下の可能性あるにも関わらすヘルメットの着帽指示がなかったり、労働者が着帽していない場合は安全配慮義務違反を問われる場合がございますのでご注意ください。

工事用ヘルメットの適用される作業範囲

物体の飛来又は落下による労働者の危険を防止するための保護帽

194条の7 ジャッキ式つり上げ機械作業(建設工事の作業を行う場合においてジャッキ式つり上げ機械を用いて荷のつり上げ、つり下げ等の作業)
366条 明り掘削の作業
412条 採石作業
464条 港湾荷役作業
484条 造林等の作業
497条 木馬又は雪そりによる運材の作業
516条 林業架線作業
517条の10 施行令第6条第15号の3の作業。橋梁上部構造(高さ5m以上文支聞が30m以上)の架設、解体作業または変更作業
517条の19 施行令第6条15号の5の作業。コンクリート造りの工作物(高さ5m以上)の解体、又は破壊作業
517条の24 施行令第6条15号の6の作業。橋梁の上部構造でコンクリート造り(高さ5m以上又支間が30m以上)の架設、又は変更作業
539条 船台の付近、高層建築物等の場所でその上方にて他の労働者が作業を行っているところで作業するとき。

※労働安全衛生規則(平成11年度版)より抜粋

墜落による労働者の危険を防止するための保護帽

151条の52 最大積載量が5トン以上の不整地運搬車に荷を積み卸しの作業(ロープ掛け及びシート掛け又はロープ解き及びシート外し作業を含む)
151条の74 最大積載量が5トン以上の貨物自動車に荷引積み卸しの作業(ロープ掛け及びシート掛け又はロープ解き及びシート外し作業を含む)
435条 はいの上における(作業の箇所の高さが床面から2m以上)作業

※労働安全衛生規則(平成11年度版)より抜粋

電気による労働者の危険を防止するための絶縁用保護具

341条 高圧活線作業(高圧の充電電路の点検、修理等当該充電電路を取扱う作業)
342条 高圧活線近接作業(電路又はその支持物の敷設、点検、修理、塗装等の電気工事の作業)
343条 絶縁用防具の装着等(節煙防具の装着又は取り外しの作業)
346条 低圧活線作業(低圧の充電電路の点検、修理等当該充電電路を取扱う作業)
347条 低圧活線近接作業(低圧の充電電路の点検、修理等当該充電電路に近接する場所での電路又はその支持物の敷設、点検、修理、塗装等の電気工事の作業)
351条 絶縁用保護具等の定期自主検査(1)事業者は、第348条第1項各号に掲げる絶縁用保護具等(同項第5号に掲げるものにあっては、交流で300Vを超える低圧の充電電路に対して用いられるものに限る。以下この条において同じ。)については、6か月以内ごとに、1回、定期にこの絶縁性能について自主点検を行わなければならない。ただし6カ月を超える期間使用しない期間においては、この限りではない。(2)事業者は、前項ただし書の絶縁用保護具等については、その使用を再び開始する際に、その絶縁性能について自主検査を行わなければならない。(3)事業者は、第1項又は第2項の自主検査の結果、当該絶縁用保護具等に異常を認めたときは、補修その他必要な措置を講じた後でなければ、これらを使用してはならない。(4)事業者は、第1項S又は第2項の自主検査を行ったときは、次の事項を記録し、これを3年間保管しなければならない。1.検査年月日 2.検査方法 3.検査箇所 4.検査の結果 5.検査を実施した者の氏名 6.検査の結果に基づいて補修等の措置を講じたときは、その内容

※労働安全衛生規則(平成11年度版)より抜粋

労働安全衛生規則において作業主任者の職務として保護帽の使用状況を監視することが決められている作業

151条の48 積卸し 一つの荷でその重量が100kg以上のものを不整地運搬車に積む作業(ロープ掛け及びシート掛け作業)又は下す作業
151条の70 積卸し 一つの荷でその重量が100kg以上のものを貨物自動車に積む作業(ロープ掛け及びシート掛け作業)又は下す作業
247条 施行令第6条第14号の作業
型わく支保工の組立等の作業
360条 施行令第6条第9号の作業
地山の掘削作業(掘削面の高さが2m以上)
375条 施行令第6条第10号の作業
土止め支保工の切ばり又は腹おこしの取付け又は取りはずし作業
383条の3 施行令第6条第10号の2の作業
ずい道等の掘削等の作業
383条の5 ずい道等の覆工作業
388条 第364条から第367条までの規定はずい道等の建設の作業に準用する
404条 施行令第6条第11号の作業
採石のための掘削作業(掘削面の高さが2m以上となる採石法第2条に規定する岩石の採取のための掘削の作業)
429条 はい作業
514条 施行令第6条第3号の作業
林業架線作業
517条の5 施行令第6条第15号の2の作業
建築物等の鉄骨の組立等作業
建築物の骨組み又は塔であって金属製の部材により構成されるもの(その高さ5m以上)の組立、解体又はその変更作業
517条の9 施行令第6条第15号の3の作業鋼橋架設等作業
517条の13 施行令第6条第15号の4の作業木造建築物の組立等作業
517条の18 施行令第6条第15号の5の作業コンクリート造りの工作物の解体等作業
517条の23 施行令第6条第15号の6の作業コンクリート橋架設等作業
566条 施行令第6条第15号の作業足場の組立作業

※労働安全衛生規則(平成11年度版)より抜粋

33条2-3 クレーンの組立て又は解体の作業
75条の2 移動式クレーンのジブの組立て又は解体作業
118条2-3 デリックの組立又は解体の作業
153条2-3 エレベターの昇降路塔又はガイドレール支持塔の組立て又は解体の作業
191条2-3 建設用リフトの組立て又は解体の作業

※クレーン等安全規則(平成11年度版)より抜粋

行政指導通達による保護帽の着用規定

S50.4.10 基発第218号 荷役、運搬機械の安全対策について コンベヤ、フォークリフト、ショベルローダ、移動式クレーン、ダンプトラック等の機械を使用する作業
S60.2.19 基発第91号 「林業における刈払機使用に係る安全作業指針」 刈払機の刈刃破損、反発、および転倒による災害を防ぐ。
S60.4.5 基発第185号の3 ストラドルキャリアーによる労働災害の防止について 夜間にストラドルキャリヤーの稼動区域内で作業をさせる場合は、夜光塗料を塗布した保護帽を着用させる。
H5.3.2 基発第123号 清掃事業における総合的労働災害防止対策の推進について ごみの積替え作業、焼却時の攪拌作業等。
H5.5.27 基発第337号の2 建設業における総合的労働災害防止対策の推進について 木造家屋建築工事等小規模建築工事における墜落、木造加工用機械、飛来・落下物による災害を防止するため。
H8.11.11 基発第660号の2 木造家屋等低層住宅建築工事における労働災害防止対策の推進について 高所作業に従事する作業者に対しては墜落用保護帽を着用させること。

※行政指導通達より抜粋